ワーク外周に出るバリはNG!

ワークの外周に発生するバリはガイドブッシュや背面主軸のチャックを損傷させる危険があります。
バリ対策として、すくい角が大きいブレーカなど切れ味の良いインサートを使用してください。
切れ味を良くしてもバリが抑制できない場合、ワークによって刃先強度が求められる場合は、バリ取りの工程を入れることをお勧めします。

切りくずによる弊害

切りくずが延びて制御できていない場合は、ワークに切りくずが絡みワーク表面が傷ついて面粗度が悪化します。
また、背面主軸でワークが掴めないなどの問題が起きやすくなります。
更には、切りくずが刃先に噛み込むとインサートのチッピングや欠損が発生しやすくなります。

切りくず対策は、切削するワーク材料の特性を考慮し、切りくずを安定的に排出できるブレーカの選択が重要です。
ステンレス鋼などは、低送りの場合切りくずが分断しにくいため、モールデット形・リード形・平行形の中から最適なブレーカを選択してください。
切りくずがワークに絡まない方向へ制御することが必要です。