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刃先交換式ドリル

MVX

最新のテクノロジーによって生まれた高剛性ボディ

特長

特長

L/D=6の深穴加工を実現した キーテクノロジー

外刃と内刃の最適なインサート配置

外刃、内刃の切削比A、Bを最適化することにより、ホルダの変形を抑制。
また、全ての径でAとBの切削比を同一にすることにより、径ごとの性能のバラツキを低減。

L/D=6の深穴加工を実現した キーテクノロジー

ホルダの変形を抑制する最適な溝切れ上がり位置

溝の切れ上がり位置において、内刃の切削主分力方向に肉を設けることで、
インサート食い付き時のホルダの変形を抑制。

傾斜クーラント穴の採用

クーラントの勢いの損失が比較的少ない傾斜クーラント穴を採用することにより、
深穴からの切りくず排出をサポート。

インサートブレーカ

ステンレス鋼加工内刃用USブレーカ

刃先強化部と切れ味重視の可変形状切れ刃により、耐欠損性とステンレス鋼の切削性を両立。
複合R設計により、刃先の耐欠損性と耐溶着性の向上を実現。

インサートブレーカ

汎用・中~高送り用UMブレーカ

独自のウェーブデザインにより、抜群の切りくず処理を実現。
鋼、ステンレス鋼、鋳鉄とオールラウンドな加工が可能。

NEW アルミニウム合金加工用UNブレーカ

切れ味を重視したブレーカ形状と外周研摩によるシャープエッジにより、優れた切りくず処理を実現します。
すくい面平滑処理によってアルミの溶着を防止します。

NEW 刃先強化形UHブレーカ

刃先強化刃形とTi-Al-Si系コーティングにより、焼入れ鋼(最大45HRC)や一般鋼の不安定切削でも安定した加工が可能です。

インサート選択のポイント

多彩なインサートバリエーション

ドリルの特性上、中心部に近いほど切削速度は遅くなり、溶着しやすくなりますので、インサート選択には次のポイントを重視してください。

● 鋼・鋳鉄には!!
ブレーカはUMブレーカを選択ください。
高能率加工(高速回転)を目的とした場合には、耐摩耗性に優れたCVD材種(鋼:MC1020、鋳鉄:MC5020)を外刃とし、内刃には耐溶着性に優れたPVD材種(VP15TF)を推奨します。
外刃が欠損しやすい場合には、安定性を重視し、外刃・内刃共にPVD材種(VP15TF)をご利用ください。

● ステンレス鋼には!!
ブレーカ選択はUMブレーカを外刃に、ステンレス鋼の耐溶着性と耐欠損性をアップしたUSブレーカを内刃に使用する事により、ステンレス鋼切削に抜群の性能を発揮します。
内刃と外刃にUSブレーカを使用すると、本来の切削性能が発揮しない場合もあります。
インサート材種の選択は鋼と同じとなります。

● 焼入れ鋼や欠損対策には!!
内刃のブレーカはUHブレーカを選択してください。
強度の高い強ネガと幅広ランド刃先と靱性の高いPVDコーテッド超硬材種DP8020により、焼入れ鋼(45HRC以下)の加工と鋼・鋳鉄の欠損対策に最適です。

● アルミニウム合金の加工には!!
内刃・外刃共にUNブレーカを選択してください。
上面のポリッシュ仕上げと外周研磨により溶着を防止し、ポジランドと強すくい角のコンビネーションで切れ味重視の刃形になっています。

インサート選択のポイント

特殊穴の加工事例

特殊穴の加工事例

寿命比較

ステンレス鋼(SUS304)

内刃にUSブレーカを使用した加工では従来品に比べ2倍の寿命となった。

寿命比較

炭素鋼(S50C)

炭素鋼の加工において、MVXは従来品と比較して、およそ3倍の寿命となった。

鋳鉄(FC250)

鋳鉄の加工においても、MVXドリルは長寿命だが、鋳鉄専用材種MC5020を外刃に使うことにより、さらなる寿命延長が可能。

焼入れ鋼(SKD61)

UHブレーカは安定した加工が可能で、従来品の2倍の寿命を達成。

アルミニウム合金加工(ADC12)

UNブレーカは穴面のむしれが抑制され、切削速度の変化にも対応可能。

使用例

使用例