片寄 裕

 ISO133991)2)に関する当社の取組みと,ISO13399準拠の工具のデータの活用によるメリットについては,本誌 2021年 11月号にて紹介しているが,ここでは改めてメリットなどの要点を紹介する.

 ISO13399に準拠した工具データを使用することで,寸法諸元の表現や座標系のルールが統一される.このため,工作機械やCAMによる加工シミュレーションや加工プログラムを作成する際,これまで必要であったメーカーごとへの寸法値を調査・問合わせや,設定された座標系の修正といった作業が不要となる.

 また,各工具データプラットフォーマの機能により,CAM やシミュレーションソフトへ工具データの自動転送が可能となるため,シミュレーションやプログラムの作成時の作業効率の向上はもちろん,ヒューマンエラーの防止・工数削減につながる.加えて,工具のアセンブリに必要となる座標系のルールが統一されているため,データの修正なしでアセンブリを容易に行なうことができ,複数の工具メーカー間での製品比較,加工形状に合わせた工具選定も容易に行なえるようになる(図1).

ツールエンジニア(2022年 3月号)掲載

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